広報くまとり 令和5年9月号第868号 2,3ページ ☆特集 知っていますか?9月10日は下水道の日 下水道のことを知ろう  「下水道の日」は、下水道の役割と普及についてアピールを行う日です。 下水道は、汚水をキレイにするだけでなく「雨水を排除」する大きな役割があります。 そのことを踏まえて一番被害の多い台風シーズンの9月10日を「下水道の日」としました。 見えないところで私たちの安全・安心で快適な生活を支えている、普段はなかなか目にすることができない下水道の働きをご紹介します。 ●家庭や工場で出た汚水は下水道管を通って貝塚市にある処理場に運ばれます。 ●処理場に運ばれた汚水は、大きなゴミや砂を取り除いた後、微生物によって汚れが分解されます。 ●微生物や消毒によってキレイになった水は大阪湾に放流されます。 ■下水道には4つの大きな役割があります 1,街を清潔にする 生活雑排水や工業排水が直接川へ流れることがなくなるため、街が清潔に保たれ、虫や悪臭の発生を防ぎます。 2,身近な環境を守る 家庭や工場から出た汚水は、下水道管を通って下水道処理場(中部水みらいセンター)に運ばれます。 そこでさまざまな処理が行われ、きれいになった水は大阪湾に放流されます。 ●実際には、川の水はキレイになっているの? 熊取町の下水道は昭和63年度から整備を開始しました。 整備当初から現在に至るまで、町内を流れる3河川(雨山川、見出川、住吉川)の水質をBODグラフで見ると、下水道の整備が進むにつれて、河川がキレイになっていることがわかります。 (昭和63年から令和4年までの水質の折れ線グラフ) (注釈)BODとは、水質汚濁の指標の一つであり、数値が大きいほど水質が悪化していることを表します。 1リットルあたり5ミリグラム以下:コイやフナが棲めます 1リットルあたり3ミリグラム以下:アユが棲めます 3,街を浸水から守る 市街地の雨をすみやかに排除することで、街が水浸しになることを防ぎます。 4,エネルギー・資源を創る 下水処理場でキレイになった水を再生水として利用したり、処理過程で発生したバイオガスによる発電や下水汚泥を肥料・建築資材として利用するなど、新たなエネルギー・資源を生み出しています。 以上で2,3ページは終わりです。