広報くまとり 令和4年10月号第857号 2、3、4、5ページ ☆特集 食べることから元気な町に 食べることは生きるうえで基本であり、心と身体の健康を維持し、イキイキと暮らすためには、食に関する知識を身に付け健康的な食生活を実践することが重要となります。 健康な食生活は健康寿命の延伸につながります。 大切な6つの「食べる力」 ※農林水産省より 1つ 心と身体の健康を維持できる 2つ 食事の重要性や楽しさを理解する        3つ 食べ物の選択や食事づくりができる 4つ 一緒に食べたい人がいる     5つ 日本の食文化を理解し伝えることができる 6つ 食べ物やつくる人への感謝の心 パート1 町立保育所 にこにこ給食 毎週金曜日はアレルゲン除去した献立を提供しています。 みんなで同じメニューを食べる給食は楽しくて美味しい。 メニュー1 若鶏唐揚げ メニュー2 江戸っ子煮 メニュー3 三色和え 手作りおやつ わらびもち きな粉が大好きな子どもたちに大好評。町立保育所では、週1回程度の手作りおやつを実施しています。 メニューは栄養士さんのお墨付きです。 食育 毎月1回、4、5歳児を対象に食育指導をしています。 この日のテーマ ジグザグ食べよう ご飯を残してしまう子どもたちが多いので、ご飯はチカラのもとで必要な栄養であることをエプロンシアターで伝えました。 ★ ワンポイントアドバイス おかずとご飯を交互に食べることを『口中調味』といって、日本食ならではの食べ方です。 そしゃくの回数が増え、だ液の分泌もよくなり、食べ過ぎを防ぐ効果もあります。 バランスよく残さず食べて、しっかり栄養を取りましょう。 パート2 町立小学校 もうすぐ収穫 農業体験 町立小学校では、農業体験を実施しています。 今年も、サツマイモ(中央小学校は稲)の植え付けを行いました。 地元の農家さんに、植え付けを丁寧に教えていただき、生命の源である「食」を担う「農業」の大切さを学びました。 農業を実際に体験することで、食料自給率や食品ロスについて身近に考えるきっかけとなります。 みんなでたべるとおいしいよ 笑顔になれる給食 みんなで共に食べることを「きょうしょく」と言います。 だれかと一緒に食べるとおいしさも楽しさもアップします。 学校給食は、子どもたちの健康を考えたバランスの良い献立で作られており、2学期最初の給食は、人気メニューのカレーライスでした。 子どもたちは「給食っていいな」と久しぶりに食べる友達との給食の時間を楽しんでいました。 パート3 熊取の食を支える光 若手農家の挑戦 熊取町には、近隣の市町村にあるような一団の農地がなく、一枚一枚の狭い農地が、町のあちこちに点在しています。 そのため、トラックに農業用機械を乗せて移動させるだけでも時間がかかって大変です。 とても重労働である農業ですが、熊取町には、50歳以下の若手専業農家が10人ほどいます。 特に新規就農の人にとって、情報交換はとても重要。皆さんは、日頃からつながりを持って、お互いに協力し助け合っています。 「熊取の野菜の味を地元の人に届けたい」、「熊取をもっと盛り上げたい」そんな想いで、若手農家の皆さんは、色々な野菜を作り熊取町の食を支えています。 町内の正永寺さんの境内を借りて、熊取町の若手農家が集まり、初めてのマルシェ「野菜市」が開催されました。 ●新規就農1年目 熊取一若い農家 岸上さん 一度料理人になり、どんな野菜が料理に良いかを体感したうえで就農しました。 自由が丘公園横の直売所でも、水なすやさつまいも等を販売し、少しでも安く新鮮な野菜を地域の皆さんに届けたいと思っています。 ●農業一筋 ハウス栽培技術の革新者 北本さん 熊取町で最も出荷量の多い野菜は水なすで、北本農園では、最盛期にはコンテナ20箱分の収穫をします。 他の時期には、水菜や白菜、カリフラワーなど色々な野菜を育て、皆さんの食を支えたいと思っています。 パート4 熊取の健康を支えるエキスパート 地元食材料理を提案 熊取町には、食育の知識、経験から皆さんを食でつなげるため、活動している方々がいます。  ●料理は、元気に楽しく食の楽しさを伝えたい 「和食」はユネスコ無形文化遺産に登録され、健康的で栄養バランスにも優れています。 地域に伝わる伝統的な食文化を継承していくことが大切で、熊取町の郷土料理などを次の世代に伝えたいと考えています。 ★全国学校調理師連合会 名誉会長 山中 弓子 先生 「熊取コロッケ」のレシピ提案やブランド創造会議における「くまとりやもん」の認定などに参加。 第1回農業祭から、農業祭にぎわい創造会議委員として携わっていただきました。 山中先生考案レシピ さつまいものゴマ団子 材料(15個分) さつまいもを120g、白玉粉を80g、砂糖を30g、白ごまを大さじ2、水を70cc、水溶き片栗粉を少々、油を適量 作り方 1 さつまいもの皮をむき、一口大に切り、レンジで約6分加熱してから熱いうちにボウルに入れてつぶす 2 鍋に水と砂糖を煮溶かし、冷えてから白玉粉を加えて良く練り、1を加えて混ぜる(耳たぶくらいの固さになるよう水の分量を調整する) 3 直径1.5㎝ほどの団子に丸め、水溶き片栗粉を表面に塗り、白ごまをまぶす 4 3を170℃の油で約3分揚げ、浮いてきたら出来上がり ●食べる幸せ、元気の源 私たちの健康は私たちの手で 子どものころから、食生活はとても大切で、壮年期、高齢期になっても、それぞれの年代に合わせた食育が大切です。 熊取町の皆さんとのつながりを大事にしながら、一緒に健康目標をつくり、よりよい食生活をめざします。 ★食生活改善推進協議会 食生活を中心とした、赤ちゃんから高齢者までの健康づくりをすすめているボランティアグループです。 老若男女を対象とした教室の開催や、町の健康増進事業に参加、協力しています。 男性料理教室 「おとうはん」はじめよう ■ 対象 町内在住の男性 ■ 日時 11月16日(水曜日) 午前10時から午後1時まで ■ 場所 熊取ふれあいセンター2階 ■ 持ち物 三角巾、エプロン、手拭きタオル、マスク ■ 費用 材料代が必要 ■ 定員 先着12人 ■ 申込方法 10月31日(月余日)までに窓口または電話 ■ 主催 熊取町食生活改善推進協議会 ■ 問い合わせ 健康・いきいき高齢課 電話452・6285 以上で2、3、4、5ページは終わりです