広報くまとり 令和6年6月号第877号 2,3ページ ☆特集 ●It's My Second Life 『定年退職後は旅行したい』、『ガーデニングを始めたい』と思っていたのに、いざ退職してみると24時間365日どこにも区切りがなく、時間を持てあましてしまいがち。 仕事が充実していればいるほど、そのギャップに戸惑い『やることがない』と感じてしまいます。今回の特集では、充実したセカンドライフを過ごすためのヒントを求めて、毎日をいきいきと過ごされている方々の声を集めました。 ○「健康と笑顔」が人生のテーマ 70歳を過ぎた頃からは『お金を儲けたい』という気持ちよりも『みんなと笑顔でいたい』という気持ちが強くなったと語ってくれたのは、洋菓子店を営む幸野さん。  挑戦することが大好きな幸野さんは、会社員時代から仕事以外に陸上競技や音楽(声楽・オペラなど)、テニスなど様々なことに挑んできました。  幼い頃、お母さんと一緒にパンを作った経験からお菓子作りが趣味になり、50代の頃会社で手作りパウンドケーキを配ったところ大好評! その時のみんなの笑顔が嬉しかったことと家族からの「本格的にやってみたら?」という後押しもあり、製菓学校に通い始めたそうです。  そんなお父さんの姿を見たお子さんがプロデュースしてくれたお店で、幸野さんは今日も誰かに幸せを届けるシフォンケーキを焼いています。 ○お客さんに1番近いお店でありたい お店のメニューは30種類を超えています。 それは、リクエストされたものに果敢に挑戦するから。 『おいしい』という言葉よりも『もっとこうしてほしい』という言葉が幸野さんのやる気を引き出してくれるそうです。 ○目標に向かって努力する時間は何よりも素晴らしい時間 今後の目標は、フルマラソンをもう一度だけ完走すること。 小さな夢・目標を持って努力することが人生の中のいい時間に繋がる。 そして継続する大切さも実感していて、そのためには記録(日記など)していくことも大切だと幸野さんは教えてくれました。 ○休みの日はショートテニスを 土曜日の午後0時30分から2時30分の2時間は、小学校の体育館を借りて子どもから大人まで楽しめるショートテニスを教えています。  健康でいるために気を付けていることは『適度な運動』『バランスの取れた食事』『充分な休養』それから『ちょっとだけ無理をするけど無茶はしない』。  70歳を超えてから、ずっと同じ姿勢でケーキを焼いているからか体力の低下が気になってきた 幸野さん。週に2、3回は1万歩ほど歩いたり走ったりすることを心掛けているそうです。 ○創業をめざす方を応援しています 熊取町では、創業をめざす方の支援制度があります。 ※詳しくは町ホームページをご覧ください。 以上で2,3ページは終わりです。