広報くまとり 令和6年7月号第878号 2,3ページ 特集 あなたにあった介護予防と日常生活支援  高齢化が進み、介護を必要とする人が年々増えている今、必要な介護や支援を本当に必要な 人に提供できるよう、介護予防・日常生活支援総合事業(略称:総合事業)があります。住み慣れ た町であなたらしく暮らしていくために、あなたにあった介護や支援を受け、健康づくりや介 護予防をしましょう。 ●総合事業とは 市町村が中心になって、地域の実情に応じて地域の支え合い体制づくりを推進し、要支援者等の 方に対する効果的かつ効率的な支援等を目指す事業です。 (注釈)詳しくは町ホームページをご覧ください。 〇対象(以下の1、2の方のみ申請可)  1 介護認定要支援1、2 の方  2 厚生労働省の基本チェックリストを診断した結果、事業対象者に該当する方 〇熊取町の総合事業   ケアマネジャーがケアプランを作成。6種類のサービスの中から一人ひとりの心身の状態に応  じた介護予防サービスを受けることができます。   ●熊取町の6種類の総合事業    自分に合ったサービスが受けられる 〇通所型サービス  1 デイサービス   生活機能維持、向上のための運動、創作活動他、健康管理、入浴、食事など  2 ミニデイサービス(緩和した基準によるサービス)   体操、運動、食事レクリエマイナスションなど 3 短期集中予防サービス   ふれあい元気教室(専門職による相談、指導アドバイスなど)   3か月の期間で、運動を中心とした栄養改善・口腔機能向上に取り組む(4ページへ) 〇訪問型サービス  4 ホームヘルプサービス   身体介護(入浴の介護、見守り、更衣の介助他、買い物(同行)、服薬確認など)  (注釈)ホームヘルパーの有資格者を派遣    5 ホームヘルプサービス(緩和した基準によるサービス)   生活支援(掃除、洗濯、ごみ出し他、買い物代行、食事の下ごしらえ、調理など)  (注釈)ホマイナスムヘルパマイナスの有資格者または、町の生活支援援助サービス研修を修了      した者を派遣  (5ページへ)  6 短期集中予防サービス   自宅で、専門職による相談、指導、アドバイスなど   3か月の期間で専門職から生活上のアドバイスをもとに、自ら生活機能向上に取り組むよう   相談などを行う ☆その人に合った介護予防方法を 公益社団法人 大阪府理学療法士会 副会長 理学療法士 大阪府介護予防活動強化推進事業 アドバイザー もりやす ひさなお 氏  大阪府介護予防活動強化推進事業のアドバイザーであり、大阪府の通所型短期集中予防サービス ガイドブックの運動プログラムを考えられた もりやす 先生にお話を伺いました。 ●介護予防について  要支援1・2の人たちは、筋力はある程度あっても持久力がない方が多く、少し応用した動作、 つまり日常の家事などが難しいという問題を抱えています。しかし、持久力を補ってあげれば、 動作がよくなる可能性が非常に高くなります。逆にできないことは無理せず誰かに手伝っても らえばいいので、その人の状態に応じた総合事業メニューを使っていただくことで、長く健康で いられ、それが『介護予防』につながると考えています。 ●ふれあい元気教室について  他の自治体も通所型短期集中予防サービスは実施していますが、熊取町では、理学療法士や 保健師のほか、健康運動指導士、歯科衛生士、管理栄養士、薬剤師、言語聴覚士、看護師など 多種多様な専門家が事業に携わり、多方面からきめ細かなサポートをしてくれるので、効果が 出ないわけがありません。要支援1、2の方ならこの教室を3から6か月利用すれば、自分で家事が できるレベルまで元気になる可能性が非常に高く、大阪府内で最も結果を出しています。 事業の対象となる方には利用を強くおすすめします。 ●介護予防方法に悩まれている方へ  熊取町の方々は非常に健康意識が高く、指導員の方も熱心に指導されるので、教室卒業後も 元気でいられると思います。年のせいとあきらめないで、やりたいことをできるように!もう 一度元気になりましょう! 次のページで6種類の総合事業のうち、熊取町の『介護予防』を支える2つの重要なサービスに 関わる人々の声を紹介します。 以上で2,3ページは終わりです。