広報くまとり 令和7年3月号第886号 21ページ ☆お知らせ ●人権 □災害時にも人権を守り、支え合いを大切にしましょう 災害が発生すると、多くの人が突然の困難に直面し、日常生活が一変します。 そのような状況でも、すべての人の『人権』を尊重することは非常に重要です。 避難所や救助活動では、性別、年齢、国籍、障がいの有無に関わらず、すべての人が公平に扱われ、尊重される権利があります。 特に子ども、高齢者障がいのある方、妊婦、外国人など、支援が必要な方々への配慮が欠かせません。 避難所では、プライバシーを守る工夫や、物資配分の公平性を保つことが求められます。 また、災害時には誤解や偏見から差別が生まれやすい状況もあります。 そのため、互いを思いやり、協力し合う姿勢が大切です。 例えば、文化や言語の違いの理解に努めるなど、多様な人々と共に安心して生活できる環境づくりを心がけましょう。 災害時こそ、人と人とのつながりが力となります。 助け合いの精神を発揮し、すべての人が尊厳を持って生活できる社会をめざしましょう。 一人ひとりの行動が、地域の安心と復興を支える大きな力となります。 法務省の人権擁護機関では、避難所での生活等に伴うプライバシー侵害や風評に基づく差別的取り扱い等、 災害に伴って発生する様々な人権問題に対処するとともに、新たな人権侵害の発生を防止するため、被災者の心のケアを含めた人権相談に応じています。 (注釈)法務省『人権相談』のホームページをご覧ください。 □仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を大切にし、心豊かな生活を目指しましょう 『ワーク・ライフ・バランス』とは、仕事と私生活の調和を図り、どちらも充実させる考え方です。 仕事に全力を尽くすことは大切ですが、それが生活の中心になりすぎると心身の疲労やストレスが蓄積し、 健康や家族との時間、自分自身の成長を犠牲にしてしまう可能性があります。 一方、私生活を充実させることで、心に余裕が生まれ、結果として仕事のパフォーマンス向上にもつながります。 ワーク・ライフ・バランスを実現するためには、まず、自分の時間の使い方を見直し、メリハリある働き方を心がけることが大切です。 例えば、効率的な業務遂行を意識する、必要以上の残業を避ける、家族や友人と過ごす時間を確保するなど、 日常生活の中で小さな工夫を積み重ねることで、バランスを整えることができます。 また、健康維持のために十分な睡眠、適度な運動、バランスの取れた食事を心がけることも重要です。 さらに職場全体でも柔軟な働き方を支援する取り組みが欠かせません。 テレワークやフレックスタイム制度の導入、有給休暇取得の推進など、社員一人ひとりが働きやすい環境を整えることで、 仕事と生活の両方を大切にする風土を育むことができます。 仕事も生活も大切にしながら、自分らしいバランスを見つけ、心豊かで充実した毎日をめざしましょう。 (注釈)内閣府『仕事と生活の調和』推進サイト  ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて のホームページをご覧ください。 問い合わせ 人権・女性活躍推進課 電話452-1004 以上で21ページは終わりです。