広報くまとり 令和7年4月号第887号 23ページ ★人権 ○それ、本当に愛ですか? DV・デートDVを知ろう DV(ドメスティック・バイオレンス)やデートDVは、暴力だけでなく、暴言、過度な束縛、無視、人格を否定する言葉、経済的な支配なども含まれます。 『愛しているから』『君のため』は暴力の理由になりません。 どんな理由があっても相手を傷つける行為は決して許されるものではありません。 『自分が悪いのかも』と思い込んでしまうこともありますが、暴力は決してあなたのせいではありません。 不安や恐怖を感じたら、一人で抱え込まず、家族や友人、専門の相談窓口に相談しましょう。 大阪府DV相談プラス 大阪府DV相談窓口 ○性犯罪・性暴力をなくすために 性犯罪や性暴力は決して許されない重大な人権侵害です。 『嫌がっていないように見えた』『恋人だから問題ない』『お酒のせいだった』など、どんな理由があっても、相手の同意のない行為は暴力です。 どんな関係であっても、相手の意思を尊重することが大切です。 また、被害にあった方は、決して悪くありません。恐怖や混乱から抵抗できなかったり、声を出せなかったりすることもあります。 被害を受けたら、一人で悩まず、信頼できる人や専門の相談窓口に相談してください。 支援を求めることは勇気ある行動です。 性暴力をなくすためには、私たち一人ひとりが『加害しない』『許さない』『見過ごさない』意識を持つことが大切です。 ○4月は若年層の性暴力被害予防月間です 若年層の性暴力被害は、身近な場所やSNSなど通じて発生することが多く、深刻な問題となっています。 被害を防ぐためには、正しい知識を身につけ、リスクを理解することが重要です。 例えば、SNSで知り合った相手に会う前に信頼できる人に相談することや、自分の意思に反する誘いにはっきり『NO』と伝えることが大切です。 また、『恋人だから』『友達だから』といった関係にかかわらず、嫌なことを拒否する権利は誰にでもあります。 恋愛は、どちらかが我慢するのではなく、お互いを尊重し合うものです。 相手の同意のない性的な行為は性犯罪であり、許されるものではありません。 もし、自分が同意していない性的な行為をされたら、それは性暴力です。 一人で抱え込まず、家族や信頼できる大人、公的な相談窓口に相談しましょう。 ●相談窓口 ・性犯罪・性暴力被害のための ワンストップ支援センター 全国共通番号 #8891(はやくワンストップ) 最寄りのワンストップ支援センターにつながります ・性犯罪被害電話相談 全国共通番号 #8103(ハートさん) 発信場所を管轄する各都道府県警察の電話相談窓口につながります ・女性の人権ホットライン 0570-070-810 最寄りの法務局・地方法務局につながります 問い合わせ 人権・女性活躍推進課 電話452-1004 以上で23ページは終わりです。