広報くまとり 令和8年4月号第899号 特集面(2,3ページ) 熊取町出身 グラフィティ アーティスト COOK グラフィティとは、スプレーやペンキを使い、町なかの壁や建物などの公共空間に文字や絵を描く、ストリートから生まれた現代アートの一つ。 自己表現やメッセージを発信する文化として世界中に広がり、近年は芸術としても注目されています。 今回は、大阪・関西万博2025で壁画制作を手がけ世界的に活躍されている熊取町出身のアーティストCOOKさんを紹介します。 ●単身LAに渡り独学でグラフィティを学ぶ 『ビー・バップ・ハイスクール』に憧れ、やんちゃな少年時代を過ごしていたCOOKさん。 高校中退後、先輩の影響でレゲエDJ として活動を始めましたが、仲間が売れていくなか自身は芽が出ず、葛藤の日々が続きました。 そんななか、子どもの頃から得意だった絵を活かし、フライヤー(チラシ)制作を始めました。 そして、バーの壁に描かれたグラフィティに心を強く動かされ「本場で学びたい!」とLAへ渡航。 現地では圧倒されながらも作品を見て学び、帰国後は毎日絵を描き続けました。 その経験が今のさんを形作ることとなります。 ●熊取町から世界へ 描き続けるという挑戦 帰国後も描き続けるなか、町内の事業所から声がかかり、初めて仕事として壁画を手がけます。 その経験が転機となり、活動の場は大きく広がりました。 2014年には手塚プロダクションとコラボレーションし、『鉄腕アトム』を描いた作品が話題となり、LAでも注目を集めました。 さらに、『ルイ・ヴィトン』や『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』などからも依頼を受け、昨年は『大阪・関西万博2025』の大きな壁画を手がけました。 「いずれは故郷である熊取町にも作品を残したい。そして、もっと上手くなりたい。死ぬまで絵描きでいたいと思っています。」とCOOKさんは力強く語ってくれました。 COOKという名前は、料理人であるお父さんにちなみ『絵を料理する人』という想いを込めたものだそうです。 親とケンカしたり、やんちゃなことをしたりと思うようにいかなかった時期もすべてが今につながっています。 そんなさんの姿は、『人は何度でも自分を描き直せる』ということを私たちに教えてくれました。 ●COOK(グラフィティ・アーティスト) グラフィティを基盤に、キャラクターを用いたストーリー性のある作品で独自の世界観を表現するアーティスト。 これまでアパレルブランドへのデザイン提供や国内外のミュージシャンのジャケット制作など、さまざまなジャンルとのコラボレーションを行ってきた。 壁画アートも多数制作しており、さまざまなショップ、ブランド、企業、自治体に作品を提供している。 以上で特集面(2,3ページ)は終わりです。