広報くまとり 令和8年10月号 第905号 特集�A〜�Dページ ★若者の手で紡ぐ熊取農業のカタチ 野菜は生きていくうえで、なくてはならないものです。 毎日の食卓に並ぶ野菜は農家の方が土を耕し、種をまき、作物の生育や天候などを見ながら大切に育てたもの。 私たちが当たり前のように食べている野菜の一つひとつに農家の方の手間と努力が詰まっています。 しかし、担い手不足や耕作放棄地の増加、周辺環境への配慮など農業が抱える問題はたくさんあります。 熊取町も例外ではなく、未来を担う若者の存在と皆さんのご理解が必要不可欠となっています。 『わりかし若い百姓の会(わり若)』。 彼らは『農業は高齢者がする』というイメージを壊し、ただ作物を作るだけでなく、熊取町の豊かな自然環境や美しい風景を次の世代へと繋いでいくために結成されました。 豊かな自然の中、農地と住宅地が共存する立地を逆手に取り、消費者の顔が見える距離感だからこそできる彼らの紡ぐ農業を一緒に応援しましょう! ○作ろう食べようくまベジカレー 熊取町で採れた野菜、熊取町で育ったお米。 熊取町の愛がたくさん詰まった『くまべじカレー』を小学生が一生懸命作り、みんなでわいわい食べる最高の夏のイベントです。 ○地産地消 自分たちが住んでいる所で採れた野菜を食べるとやっぱり幸せな気持ちになりますよね。 それに地産地消ならではの新鮮で栄養たっぷりなのも最高です! ○直売所 役場の入口で朝採れ野菜を販売しています。 9月からは、すまいるズ ひまわりドームでも販売をスタートし、より多くの方に熊取町の野菜をお届けしています。 ○農業体験 子どもたちは、農業を体験することで食べ物のありがたみ、料理の楽しさなどを実感することができます。 好き嫌いをなくしていっぱい食べよう! ○田植え体験 機械を使わずに一つひとつ丁寧に、どろだらけになりながら昔の人がやってきた『手植え』を親子で体験できます。 ○稲刈り 米作りは『八十八の手間』がかかると言われています。 たくさんの人の手で手間をかけ育てられ、熊取町の太陽をたっぷり吸い込んだお米を収穫します。  いっぱい働いた後にいただくおにぎりは格別ですね。 ★全ての工程に愛が込められる農業がおもしろくてたまらない あいさんは、数年前までは会社員でした。 コロナ禍で在宅ワークになり「家でなにかできることはないか」と、小さなプランターから野菜を作り始めたそうです。 種植えから収穫・販売まで全ての工程を自分で見届ける農業に夢中になり、今では、専業農家として米や野菜など、たくさんの作物を育てています。 ○周りの人たちの支えがあって続けられた 色々な野菜などに挑戦している中で出てくる失敗。 そのたびに近所の農家さんやわり若のメンバーが元気付けてくれたり、困っていたらすぐに駆けつけてくれたりしたそうです。 「周りの環境に恵まれているわぁ」と皆さんのお陰で続けてこれたことを実感。 周りと支え合える熊取町でこれからも農業を続けていきたいと笑顔で話してくれました。   ○ワンポイントアドバイス 『餅は餅屋』『野菜は農家』ということで野菜のプロに聞いてみました! 今が旬のオクラのおいしい見分け方やおうちでのトマトの育て方などうれしい情報を教えてくれました。 ○オクラ 選ぶなら小さいオクラ! オクラを購入する際に注目してほしいのは大きさです。 小さいオクラは、ネバネバで柔らかく、繊維が少ないのでとてもおいしくいただけます。 新鮮なオクラなら生で食べることもできます! ○トマト 家庭菜園をしている方必見! トマトの株元にバジルを植えるのもおすすめ! より健康に育つよう植物の組み合わせを工夫することも、野菜づくりの楽しみのひとつです。 もちろん、育ったバジルもおいしくいただけます! ★結婚を機に消防士から一転して義父の農家を継ぐことにした りょうがさんはわり若メンバー最年少の25歳。 結婚の挨拶時にお義父さんの余命が短いことを知り、「誰かがやらなあかんな」と思い、その2ヶ月後には農家になっていたそうです。 義父が亡くなったタイミングが田植えの時期で、作業がまったく進んでいなかったのですが、わり若メンバーや近所の農家さんから「手伝うよ」と声をかけていただき、協力を得て田植えをやり切ったという話が印象的でした。 ○熊取町の人はめっちゃ優しい 結婚して初めて訪れた熊取町で、慣れないながらも運転していたトラクターをひっくり返してしまったのですが、周りにいる人たちが助けてくれ「みんなめっちゃ優しいな」と感じたそうです。 そんな熊取町で「自分も農家として一人前の百姓になりたい」と意気込んでいました。 ○豆知識 かつては泉州の特産と言われたふきですが、今では作っている農家は、熊取で3軒だけだとか…。作るのに手間がかかるふき。どんな工程で作られているのでしょうか。 ○ふき 昔からある種を大切に!  ふきの種は市販されていないそうで、昔からある種を増やしながら維持しています。 この手間のかかる方法が、ふき農家が増えない理由の一つなんだとか。  ふきは本来、春が旬の野菜ですが、りょうがさんの畑では夏の間に種を冷蔵し、冬でも収穫できるようにしているそうです。  もう少しで、ふきの季節がやってきますね! 以上で特集�A〜�Dページは終わりです。