広報くまとり 令和2年4月号第827号 2面 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための対応について 広報くまとり3月号、4月号に掲載しているイベントなどが、中止・延期になる場合があります。最新情報は、町ホームページや各種公式ホームページをご覧いただくか、直接お問い合わせください。  https://www.town.kumatori.lg.jp/jyuyou_oshirase/1582102897188.html ●住民のみなさんへのお約束  令和2年度当初にあたりまして、住民の皆様に私の所信の一部をお伝えさせていただきます。  先の町長選挙では、住民の皆様からのご支持をいただき、当選の栄に浴し、引き続き、町政をおあずかりさせていただくこととなり、改めて、その職責の重さに身の引き締まる思いでございます。  少子高齢化が進み、人口減少社会を迎えた今、また、高度に情報化された現代社会においては、社会経済情勢の変化が著しく加速しており、現状維持の思考による前例踏襲主義のまちづくりでは、維持・発展が難しいものと考えます。  そこで、熊取町がこれからも、住民の皆様にとって誇らしく思えるまちであり続けるために、1期目4年間で構築した基盤の上に、新たな施策を加え、まちの魅力を拡充してまいります。  熊取町長 藤原敏司 ○今後4年間の展望  次の4年間では、大阪府・市が、Society5.0やSDGsを掲げた、「2025大阪・関西万博」と並行して基盤確立をめざしている「大阪スマートシティ戦略」に歩調を合わせた、「スマートシティ熊取」をめざします。大阪府・市の同戦略の最大の目的は、最先端技術による住民生活の質の向上であり、本町でも、住民の皆様の生活の質の向上を図るため、利便性が高く、永く楽しい生活を送っていただけるまちづくりを進めます。  加えて、今後の町の発展に不可欠なインフラ整備である公共下水道の整備や、熊取駅西整備を推進するとともに、大阪岸和田南海線の早期完成および泉州山手線の早期事業着手に対する、国・府への要望活動を継続します。  また、給水人口の減少や災害時対応の充実などの課題解決に向け、令和3年度からの大阪広域水道企業団との水道事業の統合を目指し、水道の安定供給に取り組みます。 ○令和2年4月 役場組織の一部が変わります @「企画経営課」内に「スマートシティ戦略グループ」を創設し、「スマー トシティ熊取」を進めます。 A「美しいまちづくり推進課」を「環境課」へ統合(組織のスリム化)  ・美しいまちづくり推進課→環境課美しいまちづくり推進グループ  (電話番号は変わりません。電話452・6094) ○今後4年間の重点施策 (1)徹底した情報の公開と共有の推進 @「タウンミーティング」や「区・自治会との直接対話」に、一人でも多くの方にご参加いただけるよう、テーマや内容の充実を図るとともに、参加しやすい雰囲気づくりや効果的な開催周知などをおこないます。 A「広報くまとり」のA4版化やカラー化をはじめ、より見やすく、情報を得やすい紙面作りに取り組みます。 (2)行財政改革・住民サービス向上 @町長の報酬月額20%削減および退職金制度全廃を継続します。 A人口・行政規模に応じた適正な職員数の配置に取り組みます。 B老朽化するごみ処理施設の更新について、広域化を推進するほか、町民会館、公民館、煉瓦館、中家住宅などの指定管理者制度の導入を検討します。 Cふるさと納税でいただいた貴重な寄附を有効活用するとともに、今後も本町に関心をもってもらい、応援していただけるよう、全国に向けてPRし、貴重な財源確保に努めます。 D納税に対する理解や利便性の向上を図りながら、町税などの収納率を向上させ、公平性を保ちつつ、財源を確保します。 E「ひまわりバス」の運行について、さらなる検討を進め、高齢者の外出支援なども含めた、生活交通の利便性の向上に努めます。 F教育・福祉・交通などの施策に対して、「ICT・AIを活用したまちづくり」の視点により、「スマートシティ熊取」をめざします。 (3)防災・減災・安心安全 @自主防災組織連絡協議会を通じて、各区・自治会の水平連携強化を図ります。また、区・自治会ごとの自主防災マニュアルの作成を支援します。 A消防団活動に関する設備などの環境整備を、引き続き支援します。 B災害見舞金等支給条例について、防災基金の活用も含め、災害時の一部損壊についても支援対象とできるよう研究を進めます。 C令和元年に育成した100人の防災士のフォローアップおよび新たな人材育成について積極的に取り組みます。 D避難所生活が少しでも快適になるよう、指定避難所(小・中学校)のトイレの洋式化や、効果的な防災備品の追加整備に努めます。 E地域防災、介護予防の拠点となる、すべての老人憩の家の耐震化を早期に完了させるとともに、老朽化が進む非耐震の公民館・町民会館ホールの耐震化などについて、建替えも含め、進めます。 F「防犯カメラ」の設置台数をまずは100台となるよう増設します。(現在58台) (4)子育て・教育 @今後の児童数を見据えた計画的な施設整備などにより、「待機児童ゼロ」を継続します。 A就学援助の支給時期のさらなる前倒しを検討するほか、低所得世帯を対象に、習い事などに使える塾代助成クーポンの導入を検討します。 B令和5年度の全小・中学校のトイレ洋式化の完全実施や、体育館や給食調理室のエアコン整備など、快適な授業環境の整備に引き続き計画的に取り組みます。 C学校教育への専門人材の積極的な導入を進めます。外国人英語指導助手を活用してグローバル人材の育成をめざし、また、スクール・ソーシャル・ワーカーを活用することで、いじめや不登校などをなくします。 D「子ども基本条例」を制定し、子ども権利保護などにつなげていきます。 (5) 健康・高齢者・障がい者 @介護予防などの取り組みとしてタピオステーションの立ち上げ支援を継続するとともに、大阪体育大学や関西医療大学との協働による「タピオ体操プラス」で、生活のハリ、健康寿命の延伸などに取り組み、医療費削減にもつなげていきます。 A「手話言語条例」にもとづき、各種施策を総合的かつ計画的に展開します。 (6)まちの活性化・まちづくり @令和3年春に開業予定の宿泊施設との連携により、地元雇用などによる地域活性化を図りつつ、災害時の宿泊施設としての提供も協議します。 A本町のブランドイメージである「子育てしやすいまち・教育のまち」に磨きをかけることでの若年世代への魅力のPR、親善大使の協力による積極的プロモーションなどを通じて、転入・定住促進施策の推進に取り組みます。 B「くまとりやもん 」の認定品の拡充や、「和田山ベリーパーク」のブルーベリーの特産品化の支援など、産業活性化に努めます。 C「くまとりスポーツコミッション」をはじめ、スポーツ関係団体とタイアップし、引き続き、スポーツでまちを盛り上げます。 DJR阪和線熊取駅周辺の緑化整備を進めます。 E令和3年の長池オアシス公園のリニューアルに向けて取り組みます。 F永楽ダム周辺が桜の名所として存続されるよう、桜の保全活動に継続して取り組むほか、紅葉の植樹にも着手します。 G「熊取町空き家バンク」の登録件数を今後も増加させ、既存ストックの有効活用を図ります。 欄外記事  コンビニ交付をご利用ください ※利用者証明用電子証明書搭載のマイナンバーカードが必要です。  住民票の写し、住民票記載事項証明書、印鑑登録証明書、戸籍謄抄本、戸籍の附票(戸籍謄抄本、戸籍の附票は本籍が熊取町の方)  利用可能時間:午前6時30分から午後11時まで(12月29日から翌年1月3日を除く) 以上で2面は終わりです。