広報くまとり 令和4年4月号第851号 2,3ページ ☆特集  緑豊かな自然を楽しむ ダムがある町 永楽ダムは、昭和40年(1965年)に着工し、昭和43年(1968年)に完成しました。 このダムは、見出川の上流にかんがい用水・上水道水を確保するために築かれ、現在でも熊取町のかんがい用水源となっています。 この『永楽』という名称は、永楽ダムの上流に位置する永楽池(谷の人々の永世の楽の源)が由来となっています。 また、大阪みどりの百選、水源の森百選などに選定されるなど緑豊かな自然と桜の名所となっています。 @Aダム堤防の下流側の写真。満水時には中央の余水吐から見出川へ水を流し、水位の調整などを行っています。 B管理用監査廊の写真。ダム堤防内部の点検ができるよう通路になっており、常に安全を確認しています。 Cダム堤防からの高田地区の写真。ダム堤防の周りには、緑豊かに自然が保たれています。 D桜満開時のダムの様子の写真。ダム周回が桜色に縁取られ、湖面にうつった桜も見事です。 永楽ダムのData ダムの堤防の高さは40m、貯水量は73万tと小学校25mプール約2,000杯分、満水面積は、5.9haになり、公式サッカーコート約8面分の大きさとなります。 ●永楽ダム周辺スポット ■ 永楽ゆめの森公園 公園には、大型複合遊具や府内最大級の大型すべり台をはじめ、ふわふわドームといった珍しい遊具や健康遊具、さらにはスケートボード広場もあります。 その他にも、自然の地形を生かした散策路や関西国際空港、明石海峡大橋などを見渡せる見晴らしの丘もあり、子どもからご年配の方まで楽しんでいただけます。 ■ 野外活動ふれあい広場 炊飯棟や多目的学習棟を利用してのデイキャンプや、テントでの宿泊、施設奥に広がる和田山のハイキングコースの利用など、自然を満喫できる施設です。 ■ 和田山Berry Park NPO法人グリーンパーク熊取が運営する、ブルーベリー農園です。 十数品種のラビットアイ系のブルーベリーを栽培しており、夏にはブルーベリー狩りが楽しめます。 ●永楽ダムの桜 永楽ダム周辺には、ソメイヨシノを中心に、山桜を含めると約1000本の桜が生育していますが、ソメイヨシノは樹齢が約50年となることから、樹勢が低下しつつあります。この対策として、いつまでも永楽ダム周辺で見事な桜が咲くよう平成30年から桜の生育に影響のある雑木、下草の除去を行うとともに、ソメイヨシノよりてんぐ巣病にかかりにくい桜(ジンダイアケボノ)の補植を行っています。 今春の桜まつりは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりますが、感染対策を十分にされ、華麗な桜花をお楽しみください。 以上で2,3ページは終わりです。