くまとりの行事・風習・信仰

盆踊り(ぼんおどり)

 熊取の盆踊りは、8月14日から16日に行われています。昭和初期、阪和電気鉄道(現JR 阪和線)の案内沿線のパンフレットをみると、沿線行事として「盆踊り」の記述があり、熊取の名も見てとれます。
 現在、音頭は「横山音頭」が主流ですが、昔は「さんや音頭」や「佐野くどき」が踊られたこともあったようです。

昭和初期の盆踊りの様子

沢山の浴衣姿の人たちが集まっている盆踊りの会場の様子が写されたモノクロ写真
中央には提灯のかけられた櫓がありその周りに沢山の浴衣姿の人たちが集まっているモノクロ写真

参考文献
『町制施行60周年記念 くまとり今昔~写真でたどる熊取町のあゆみ~』

雨山踊り(あめやまおどり)

 泉州地方で広範な分布を示す「太鼓踊り」の一種で、雨山神社に雨乞い祈願として奉納された踊りです(現在は廃絶)。写真からは、雨山踊りのいでたちや踊る様子がわかります(写真は昭和初期に復興されたときのものです)。

手前には3台の太鼓と笠をかぶった男性達、後ろにも笠をかぶった男性やカンカン帽をかぶった男性達が並んでいるモノクロ写真
中央では笠をかぶった人達が踊りを踊っていて周りに人だかりが出来ている様子を写しているモノクロ写真

参考文献
『町制施行60周年記念 くまとり今昔~写真でたどる熊取町のあゆみ~』

灯籠祭り(とろうまつり)

 灯籠祭りは、大森神社の夏祭りとして昭和20年代まで、災厄除けや豊作を祈願して7月11、12日に行われていました。古くは1台の神輿を各村の輪番で担いだのが、明治の頃に各村で灯籠が作られるようになったようです。

昭和初期の灯籠祭りの様子

大きな灯籠4台ほどが写っていて沢山の子供たちがそれぞれ灯籠を持ち上げている様子が写ったモノクロ写真
坊主頭の子ども達が灯籠を肩の上に担いでいる様子が写っているモノクロ写真

参考文献
『町制施行60周年記念 くまとり今昔~写真でたどる熊取町のあゆみ~』

だんじり祭り(だんじりまつり)

 熊取のだんじり祭りは、古い記録では1841年(天保12)に五門・小垣内・宮(現在、大宮)・七山・和田・大久保・小谷・朝代の8か村がだんじりを所有していたことがわかっています。現在は、紺屋、野田、久保地区も加わり、11台のだんじりにより祭りが行われています。
 昭和57年(1982)までは9月27、28日に行われていましたが、翌年から泉南地方の秋の祭礼が統一され10月9、10日になり、平成12年(2000)から体育の日の前日の日曜日と前々日の土曜日に変わりました。
 宵宮の土曜日に大森神社に宮入し、日曜日に駅前パレードが行われています。

昭和初期のだんじり祭りの様子

中央にある神輿の上に5人ほどの人が乗っていて、周りに沢山の人だかりが出来ている様子が写っているモノクロ写真
大きな神輿が中央にあり、沢山の人たちが神輿を引いている様子が写っているモノクロ写真
奥には大きな神輿と神輿の上に立っている人たちが写っていて、手前にはカンカン帽をかぶり浴衣を着た人たちが集まっているモノクロ写真
奥に高さのある神輿が写っていて、手前には浴衣を着た女性や法被姿の男性達が写っているモノクロ写真

参考文献
『町制施行60周年記念 くまとり今昔~写真でたどる熊取町のあゆみ~』

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