マダニに注意しましょう!

春から秋にかけてマダニの活動が活発化するため、藪や草むらへ入るときにはマダニに刺されないような注意が必要です。

マダニに刺されても、痛みやかゆみなどを感じることはありませんが、病原体を保有しているものもあり、マダニに刺されると重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱、ツツガムシ病などの感染症にかかる恐れがあります(すべてのダニが病原体を保有している訳ではありません)。

野外にいる吸血性のマダニとして、大型のマダニ(1~4ミリメートル)、小型のつつがむし(0.5~1ミリメートル前後)などが知られています。

草むらに入りマダニやツツガムシなどに刺された場合、皮膚科などの医療機関への受診をお願いします。

(マダニに刺された場合、ご自身で排除してしまうと、頭の部分のみが残ってしまう可能性があり、ご自身では取り除かないで医療機関の受診をしましょう。)

 

マダニに咬まれないために・・・

・草むらなどに入るときは、できるだけ肌の露出をしないような服装にしましょう。

・袖口からダニが入り込むこともあり、手首、足首などの袖口をしぼれる長そで、 長ズボンの着用しましょう。

・ナイロン製などの衣服の場合、表面がツルツルしており、マダニが付きにくく、また、白っぽい服装の方が服についたマダニを発見しやすくなります。

・虫よけスプレーを使用しましょう。

・草むらから帰った後は、すぐに入浴し、頭の中などを洗いましょう

・着終わった服装は、ナイロン袋などに入れ、すぐに洗濯しましょう。

 

マダニに咬まれたら・・・

・マダニに咬まれたら、無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科など)で処置をしてもらいましょう。

・マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められた場合は、医療機関で診察を受けてください。

・医療機関の受診の際には、ダニに刺されたこと(日付、場所、発症前の行動)を医師へ申し出てください。

主なダニ媒介感染症の潜伏期間および症状

 

潜伏期間

症状

SFTS

6日から2週間

発熱、食欲低下、おう気、おう吐、腹痛、全身倦怠感など

重症化し、死亡することもあります。

日本紅斑熱

2から8日

発熱、頭痛、全身倦怠感など

つつがむし病

5から14日

発熱、赤黒く盛り上がったカサブタ(マダニの刺し口)、発疹など

重症化し、死亡することもあります。

注) 潜伏期間とは:ダニなどに刺されてから症状がでるまでの期間

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