0歳から始める語りかけ育児

 

赤ちゃんは、話はできませんが周囲の大人が赤ちゃんの気持ちをくみ取り、赤ちゃんの願いを繰り返し叶えてくれることで、赤ちゃんは喜びを感じます。こうした赤ちゃんの喜びを重ねていく方法として、大事なことは「語りかけ育児」です。

この時期のたいせつなかかわり
  • 日々のお世話を通じて声かけや、スキンシップを

日々、育児に家事にとても忙しいですよね。わざわざ時間を作るのではなく、オムツ替えの時に「いいうんちだね」と声をかけたり、スキンシップをしたり・・等、いつもの育児の中での何気ないやりとりが、赤ちゃんにとって大切です。

  • 赤ちゃんの様子をよく観察してみましょう

喜んでいたら「うれしいね」とか、グズグズしていたら「嫌なんだね」とか、赤ちゃんが感じていることを「ことば」に代えて語りかけましょう。赤ちゃんの声マネをするのもいいですね。これを繰り返していると、赤ちゃんは声を出すと伝わることが分かり、喜びを感じ、やがて自分がしてほしいことをことばで伝えるようになります。

  • 静かな環境で赤ちゃんに語りかけましょう

音楽やテレビがつけっぱなしだと聞き分ける力が未熟なので、お父さんやお母さんの声を聞きとれないことがあります。

 

赤ちゃんとお母さんの関係性
  • 赤ちゃんの興味のあるもの、楽しむ遊びを何回でも繰り返しましょう

興味のあるものや楽しい遊びを繰り返しながら、赤ちゃんと気持ちを共有しましょう。

わらべうた「だーるまさん」、手遊び「いないいないばぁ」「一本橋こちょこちょ」など

が楽しめますね。

 

赤ちゃんとお母さん

赤ちゃんは、腹ばいで重い頭(脳)を首で支え、お母さんを目で追うようになります。これが首すわりです。そして、腹ばいで肩を上げ、腰を上げて、お座りができ、1歳のお誕生日の頃に多くの子どもは自分で立ち、歩けるようになります。人間は、一番頭(脳)が重いので、重力に逆らいながら、ゆっくりと順番に、筋肉と神経を育てます。その力を育てる一つが腹ばい遊びです。首がしっかりしてきたら、少しずつ腹ばいで過ごす時間を見守りながら作っていきましょう。

  • 親を心の安全基地とする

赤ちゃんのときに、語りかけをたくさん積み重ねていくと、赤ちゃんが怖がったり寂しくなって感情が崩れたりしたときには親にくっつき(抱っこ)を求めてくることがあります。そのときはぎゅっとハグしてあげましょう。このくっついて温もりを感じて、包んでもらって安心することが赤ちゃんのこれから先の成長や自立につながります。

スライド:すくすく講座講師(臨床心理士)川野由子先生の資料

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