京都大学複合原子力科学研究所トレーサ棟における実験中の引火事象について

令和7年10月29日に発生した標記の事象について、京都大学複合原子力科学研究所から以下のとおり報告がありました。

 

〇事象の経緯

令和7年10月29日13時25分頃、京都大学複合原子力科学研究所のトレーサー棟内の実験室(放射線管理区域)内で、学生が実験をしていたところ、実験フード(局所排気装置)内でアルコールの入った試薬瓶の蓋に手が触れて外れて転がり、そこから飛び散ったアルコールに近くで使用していたガスバーナーの火が引火した。すぐに火は消え、実験機器のホースが少し焦げたものの周辺の装置や設備への延焼はなかった。なお、この実験では放射性物質は使用しておらず、本事象による火災報知器の発報はなかった。

13時26分に当該学生が定められた手順どおりに中央管理室に通報し、13時28分に中央管理室から119番通報が行われた。13時46分に消防車両が到着し、消防署職員による現場確認を受け、14時15分に火災に該当しない非火災と判断された。

 

〇事象の影響

放射線の漏えいはなく、けが人の発生、放射性物質による汚染・被ばくはなかった。

設備、施設の損傷はなかった。

 

〇今後の対応

今回の事象については所内のトラブル事象について議論するための会議体で報告し、再発防止の対策等について検討する。

この記事に関するお問い合わせ先

環境課(環境グループ[企画担当])

電話:072-452-6097
ファックス:072-452-7103
〒590-0495
大阪府泉南郡熊取町野田1丁目1番1号(役場本館1階)

メールフォームでのお問い合わせ