ノロウイルスを予防しよう!
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、嘔吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐物を誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。
ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られます。
みなさんのまわりでいっしょに予防対策を徹底しましょう。
正しい手洗いを行い、手の汚れをしっかりと洗い流しましょう
- 日ごろから、調理前後、食事前、トイレの後などに、石けん(液体石けんが推奨されます)を使って、流水で手をしっかりと洗いましょう
- 手洗い後のタオルは共用せず、個人用タオルかペーパータオルを使用しましょう
特に、子どもやお年寄りなどの抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう
- カキなどの二枚貝は、中心部まで十分に加熱しましょう(湯通し程度では、ウイルスは死滅しません)
- 貝類を調理したまな板や包丁は、すぐに熱湯消毒しましょう
- 野菜、果物などの生鮮食品は、水道水で十分に洗いましょう
- 調理する際、食事の前、トイレの後には、よく手を洗いましょう
患者のふん便や吐物には大量のウイルスが排出されます
- 食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう
- 下痢や嘔吐などの症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう
- 胃腸炎患者に接する方は、患者のふん便や吐物を適切に処理し、感染を広げないようにしましょう
家庭用塩素系漂白剤の希釈方法(塩素濃度5%の塩素系漂白剤の場合)
嘔吐物、便など→10倍希釈(約5000ppm)=500ccのペットボトルの水に、50cc(ペットボトルのキャップ10杯分)
嘔吐物や便で汚れた衣類など→50倍希釈(約1000ppm)=500ccのペットボトルの水に、10cc(ペットボトルのキャップ2杯分)
食器、器具類、トイレの取って、便座、ドアノブなど→250倍希釈=500ccのペットボトルの水に、2cc(ペットボトルのキャップ約半分)
- 希釈液を作るときはゴム、ビニール手袋を使用しましょう
- 希釈液は作り置きせず、使用するときに希釈しましょう
- 衣類や床は塩素による色落ちに注意し、金属類はさび防止のため消毒後は水拭きしましょう
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