SNSがきっかけのトラブル

SNSは便利なコミュニケーションツールですが、様々な消費者トラブルのきっかけになることもあります。なかには、SNS上で知り合った相手から誘われてトラブルになるケースもみられます。

相談事例

<事例1>

SNSで知り合った相手とやり取りをしていたところ、「別のサイトでやり取りをしよう」と言われて出会い系サイトに誘引された。するとサイトから「専用のチャット内に入る必要がある」と言われて費用を請求され、クレジットカードで決済した。その後もサイトから「個人同士でやり取りをするにはお金が必要」と言われて、合計約16万円を支払った。「解約したい」と伝えたが、「相手がまだ続けているからやめられない」と言われ、さらに、「相手がサイトを退会したから返金はできない」とメールが届いた。

<事例2>

娘がSNSでやり取りをした相手から、コンサートチケットの購入を持ちかけられ応じた。チケット代金の約4万円は相手から知らされた住所に送金したが、「お金を受け取った」という連絡の後、連絡が取れない。SNSの相手のアカウントは削除されており、知らされていた電話番号もつながらない。

<事例3>

高校生の息子がスマホでSNSの広告を見て販売サイトにアクセスし、除毛クリームを注文した。自宅に商品が届き、同梱されていた書面を見て初めて、初回は980円だがその後最低5回購入する必要のある定期購入の契約をしたことが分かった。2回目以降の5回はいずれも1回の代金が約1万円と高額である。

トラブルにあわないために

・SNS運営会社の利用規約では、SNSがきっかけでトラブルが発生しても責任を負わないとしていることがほとんどです。SNS上では話の合う「知り合い」でも、本当に信頼できる相手かは分かりません。お金を支払った途端に相手と連絡が取れなくなることもあり、一度支払ったお金を取り戻すことは困難です。本当に信用できる相手なのか、慎重に判断しましょう。

・大幅な値引きや低価格、商品の効果を過剰にうたうSNS上の広告や、「簡単にもうかる」「損はしない」などの投稿やメッセージはうのみにしないようにしましょう。

・相手から学生証、運転免許証、健康保険証などの身分証明書の情報を送るように求められるケースもありますが、送ってしまうと後で取り戻すことは難しく、より大きなトラブルに発展することがあります。絶対に送らないようにしましょう。

(以上、国民生活センター「くらしの豆知識」より参照。)

 

おかしいと思ったり、心配なことが起きた場合は、一人で悩んで深みにはまる前に、熊取町消費生活センターまでご相談ください。

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