60歳以上に多い消費者トラブル

全国の消費生活センター等には、60歳以上の高齢者から出会い系サイトやアダルトサイト、インターネット接続回線などの情報通信分野に関連する相談や、健康食品などの定期購入についての相談が多く寄せられています。

なお、80歳代以上ではこうした相談に加え、屋根修理などを含むリフォーム工事や新聞、布団の訪問販売、健康食品の電話勧誘販売の相談が多くなっています。

相談事例

<事例1>

スマホに間違いメールが届いた。返信したことをきっかけに相手と親しくなり、悩みを聞いていたら、別の出会い系サイトでやり取りを続けるよう頼まれた。個人情報を交換するためだと言われてコンビニで合計30万円ほど電子マネーを購入し支払ったが、だまされていたと気づいた。お金を返してほしい。

<事例2>

両親が2人で暮らす実家に、光回線の契約を勧める電話があった。実家にはパソコンもネット環境もないので、母は「必要ない」と断ったが「工事代はかかるが支払ったお金は後で戻る」などとしつこく勧められて、面倒になり「契約する」と言ってしまった。母は安易に了承したことを後悔しており、契約は不要なのでキャンセルしたい。

トラブルにあわないために

・高齢者の消費者トラブルを防ぐには、周囲の人の見守りが重要です。不審な電話や訪問を受けたときの対応方法や、どこに相談するかなどを周囲の人と話し合っておきましょう。

・家の固定電話には、通話録音装置や迷惑電話対策機能付きの電話機を使いましょう。また、家に多額の現金を置かないようにしましょう。

高齢者の見守りチェックポイント

家のようすについて

□不審な電話のやりとりや見慣れない人の出入りはないか。

□家に見慣れない物、未使用の物が増えていないか。

□見積書、契約書などの不審な書類や名刺などがないか。

□家の屋根や外壁、電話機周辺などに不審な工事の形跡はないか。

□カレンダーに見慣れない事業者名などの書き込みがないか。

本人のようすについて

□定期的にお金をどこかに支払っている形跡はないか。

□生活費が不足したり、お金に困っていたりするようすはないか。

□買ったことを覚えていないなど、判断力に不安を感じることはないか。

(以上、国民生活センター「くらしの豆知識」より参照)

おかしいと思ったり、心配なことが起きた場合は、一人で深みにはまる前に、熊取町消費生活センターまでご相談ください。

 

<消費生活に関するお問い合わせ>

熊取町消費生活センター(熊取町役場 産業振興課内)

電話 072-452-6085(相談受付:月~金 13時~16時 祝日除く)

 

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興課(商工・観光振興グループ)

電話:072-452-6085
ファックス:072-452-7103
〒590-0495
大阪府泉南郡熊取町野田1丁目1番1号(役場東館2階)

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