熊取町内重要文化財の一般公開のお知らせ

熊取町内には、現在、「降井家書院」、「来迎寺本堂」、「中家住宅」の3件の国指定の重要文化財が所在しています。

この内「中家住宅」は常時公開を行っていますが、「降井家書院」と「来迎寺本堂」については、例年1回のみ公開を所有者様のご協力のもと、一般公開を行っています。

令和6年度については、下記のとおり一般公開を行いますので、是非この機会にご参加ください。

なお、今年度は「降井家住宅」が日本遺産「葛城修験」に新たに認定されたことから、パネル展示等も行っています。

重要文化財 降井家書院

所在地

泉南郡熊取町大久保中2-6-13

公開日

令和6年11月2日(土曜日)、3日(日曜日)

時間

午前10時から午後3時まで

降井家書院について

降井家は江戸時代、岸和田藩の七人庄屋をつとめた旧家で、江戸末期から明治期の建築の豪壮な主屋の北東側に、江戸初期に建築された数寄屋風の書院が残されています。書院は狩野派による金色に輝く障壁画のある八畳の上段の間と、花鳥画などを配する十二畳の次の間から構成されており、昭和27年(1952)に国の重要文化財の指定を受けました。平成30年9月の台風21号で被害を受け、また書院茅葺き屋根や障壁画の経年の傷みも見られたことから、令和2年~4年の間、大幅な保存修理事業を行いました。また、降井家は江戸末期に聖護院門跡(皇子)による葛城修験(中津川修行)の道中休憩所に指定されたことを示す泉佐野市奥家文書の存在により、降井家住宅として令和6年6月に日本遺産「葛城修験」の構成要素に認定を受けました。

日本遺産 葛城修験 降井家住宅のページ

http://cms2nd.nec.asp.lgwan.jp/smartcms/contents/preview?pageNo=13088&siteId=1257&_=1727313794738

重要文化財 来迎寺本堂

所有者様のご都合により、今年度の公開はありません。

所在地

熊取町和田

 

申込方法

公開時間内に、直接現地へお越しください。

費用

無料

注意事項

降井家書院は江戸時代以来の木造建築物で床板等が繊細であり耐震化工事が未実施のため、書院内部への見学は制限させていただいております。

降井家書院(降井家住宅)は所有者様がお住まいの住宅のため、見学のための駐車場やトイレはありません。旧国道170号沿いに400m程東にある(徒歩10分程度)重要文化財中家住宅の北側に隣接する熊取交流センター(煉瓦館)をご利用ください。

降井家書院
聖護院門跡の葛城修験の対応を記した奥家文書

聖護院門跡の葛城修験の対応を記した奥家文書(泉佐野市教育委員会所蔵資料)

「大久保」や「中左太夫」の文字が見える

地図情報

この記事に関するお問い合わせ先

生涯学習推進課(文化振興グループ)

電話:072-453-0391
ファックス:072-453-0878
〒590-0415
大阪府泉南郡熊取町五門西1丁目10番1号(すまいるズ  煉瓦館内)

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