多量のごみを排出する事業者のみなさんへ

 お店や事務所、製造所などの事業活動によって排出されるごみのうち、産業廃棄物を除くごみを「事業系一般廃棄物」と呼んでいます。

 町では、事業系一般廃棄物の排出量が特に多い事業者に対して、下記のとおり、ごみの減量化、再資源化への重点的な取り組みを進めることにより、ごみの減量化と、環境センターにおけるごみ処理の負担軽減を図ることとしています。

 事業者のみなさんのご理解とご協力をお願いします。

1.「多量排出事業者」の対象となる事業者

 多量排出事業者の対象事業者は、前年度におけるごみの排出量が1月あたり平均3,000キログラム または 45リットル袋500個以上の事業者のみなさんです。

 対象となるのは「事業所」単位ではなく、「事業者」単位(法人等)となりますので、排出量も「事業者」単位で把握します。

2.多量排出事業者に取り組んでいただくこと

 対象となる事業者の方には、次のことに取り組んでいただきます。

(1)「事業系一般廃棄物の減量に関する計画書」の作成

 事業者は、前年度中の廃棄物の発生量、処理区分ごとの処理量を詳細に把握し、把握したデータを基にして、計画年度における減量化計画を作成します。
 また、対象となる事業者は、この減量化計画に基づき、「事業系一般廃棄物の減量に関する計画書」を毎年作成し、町に提出します。

 計画を作成し、運用する流れの一例は、次のとおりです。

計画書の作成と運用の流れの一例

1.現状の把握

 ごみ減量・リサイクルの第一歩は、今の状況を把握することからです。まず、ごみ処理の現状を知り、ごみの減量目標をたてましょう。

  • ごみの量、種類は?
  • ごみはどこから出て、どのような流れで処理されているのか?
  • 業者に渡されたごみは、どこでどのように処分されているのか?

2.廃棄物管理責任者の選任

 各部署のごみ担当者とごみ管理全体の管理責任者を決めるなど、ごみ減量推進の組織作りを進めましょう。
 (廃棄物管理責任者を選任し、町に届出します。)

3.計画書の作成

 把握した現状から、改善点をあげ、どのように分別するか、減量化に取り組むための方法や役割分担などをきめ、年間の目標数値を定めた計画を立てます。ごみ量の多いものから減らすことで減量化の効果が大きくなります。
(事業系一般廃棄物の減量に関する計画書を作成し、町に提出します。)

4.従業員への周知

 分別や減量化で最も大切なのは、全員が分別・減量化の方法を知り、一人ひとりが意識して取り組むことです。
 啓発の機会を設け、周知徹底を図りましょう。

5.分別・減量化スタート

 事業所全体で協力してごみの減量とリサイクルに取り組みましょう。

6.経過のチェック

 計画どおりに進んでいるかどうかなどを定期的にチェックしながら取組みを進めます。

7.実績のまとめと次期計画の立案

 取り組んできた中で、改善すべき点や継続すべき点等を再度洗い出し、それらを反映させた計画を作成します。
また、活動の成果を公表することで、関係者の注意を喚起することができます。

(2)「廃棄物管理責任者」の選任

 廃棄物管理責任者は、ごみの減量化・リサイクルを推進するため、次のような役割を担います。

  • ごみ処理に関する記録の作成と保存
  • ごみ排出に係る従業員への指導や啓発
  • ごみ処理に係る町や関係者との連絡調整
  • その他、計画書にもとづき事業系一般廃棄物の減量に関する必要な措置

廃棄物管理責任者を選任(変更)したときは、別紙「廃棄物管理責任者選任・変更届出書」に必要事項を記入し、町に提出します。

  •  「廃棄物管理責任者」は事業活動をおこなう事業所ごとに選任が必要です。
  •  届出書は、「廃棄物管理責任者」を選任した時か、変更した時にのみ提出します。(毎年提出する必要はありません。)

この記事に関するお問い合わせ先

環境課(環境グループ[企画担当])

電話:072-452-6097
ファックス:072-452-7103
〒590-0495
大阪府泉南郡熊取町野田1丁目1番1号(役場本館1階)

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