熊取町の学校教育の取り組み

施設・設備の充実

小中学校の空調設備及びトイレの洋式化

空調設備の整備については、平成30年度に、小学校5校への空調設備の整備を行い、これをもって、平成28年度から進めてきた各小中学校へのエアコン設置がすべて完了し、夏場の熱中症予防や冬場の寒さへの対応など、児童・生徒の学習環境が大きく改善されました。また、トイレの洋式化についても、平成30年度は中央小学校の西校舎の改修を行ったところであり、今後も、順次、計画的に洋式化改修を進めます。

小中学校の耐震化率(平成24年度末:約100%)

平成24年度末をもって、町立小中学校施設の耐震化率は100%となっています。
また、非構造部材耐震化においても、平成27年度末をもって対応済みとなっています。

全小・中学校にプールを設置

本町では全小中学校にプールを設置しております。全小中学校にプールを設置しているのは、泉南地域の市町のなかでも本町のみとなっています。

全中学校に武道館を設置

本町では全中学校に武道館を設置しています。全中学校に武道館を設置しているのは、泉南地域の市町のなかでも本町を含む3市町となっています。

全小・中学校において単独調理場方式で給食を実施

本町では学校給食を各学校の調理場で行う単独調理場方式で行っています。そのため、児童生徒には、いつも温かい給食を提供することができております。

小・中学校に学校図書館司書を配置

学校図書館司書を全小中学校に配置しています。学校図書館では、児童生徒が読書を楽しめるような環境作り、学習に必要な資料の提供等を行っています。

全小学校において、学校防犯システムの効果的な運用

株式会社ミマモルメの協力により、町立小学校の通用門に、学校防犯システム(校門に設置したビデオカメラとセンサーにより、児童が校門を通過すると携帯しているICタグを感知し、職員室のサーバーに通過時刻の情報とその時の映像が記録されるシステム)を導入しています。このシステムにより、児童の入退時刻とその瞬間の映像を活用することで、不測の事態に対していち早く対応することができます。また、オプションとして、保護者の方の負担となりますが、携帯電話等のメールで通過情報の配信サービスを受けることができます。なお、小学校では、来校者用の門扉に対して、オートロックとカメラ付きインターホンを設置しているので、職員室からの対応が可能です。
また、町立中学校の通用門にも同システムが設置され、オプションサービスを受けることができます。

教育内容の充実

個を活かす教育の充実

  • 少人数指導や習熟度別授業の充実
    全ての町立小・中学校で実施しています。個に応じた指導を充実させるため、算数・数学・英語などの授業において、少人数学級又は習熟度別学級を編制して指導します。分割方法には、1クラスを2分割、2クラスを3分割、3クラスを4分割するなどがあります。
  • 学習支援ボランティア派遣事業の推進
    大学生などの地域人材を活用し、個に応じたきめ細やかな学習指導の充実、学習習慣の定着、学習意欲の向上を図る目的で、各小中学校に学習支援ボランティアを派遣しています。
  • 支援教育の充実
    介助員を配置するなど、障がいのある児童生徒一人ひとりの教育的ニーズに応じた指導・支援を行っています。また、通級指導教室においては、通常の学級に在籍する児童生徒に対して個別指導を行っています。

学習活動の充実

  • 全小中学校にALT(外国語指導助手)を配置
    外国語(英語)によるコミュニケ―ション能力の育成のために、全小中学校にネイティブスピーカーのALTを配置しています。中学校には各校に1名配置し、週5日勤務しています。また、小学校には週2~3日配置し、3~6年の外国語科及び外国語活動の助手として勤務しています。
  • 図書館教育の充実
    全小中学校において、児童生徒の読書意欲や学習意欲が高まるように、朝の読書活動、総合的な学習の時間や教科の時間での調べ学習等を行っています。

相談体制の充実

教育相談・児童相談体制の充実

  • 全中学校にスクールカウンセラーを配置
    スクールカウンセラーを全中学校に配置しています。また、中学校だけではなく、小学校とも連携し、小学生の児童や保護者に対してもカウンセリングを行っています。
  • スクールソーシャルワーカーを配置
    社会福祉等の専門的な知識・技術を用いて支援をするスクールソーシャルワーカーを配置し、家庭訪問や学校内での相談活動等を行い、悩みを抱える児童生徒や保護者への支援を行っています。
  • 4名の臨床心理士を配置し、専門家による相談活動の充実
    4名の臨床心理士を配置し、こころの相談や子どもの発達に関する相談等を行っています。
  • 教育相談と連携ネットワークのコーディネーター役として、町教育委員会内に教育相談コーディネーターを配置
    カウンセラーや教育相談関係者、学校、関係諸機関等との連携、児童生徒及び保護者等への適切な対応など、教育相談全般について連絡・調整を行う。

体験的な活動の充実

  • 中学生の保育体験の実施
    全中学校で保育所との交流を行い、総合的な学習の時間に保育体験を行ったり、性教育での「命の大切さ」を考える授業で私立幼稚園を訪問したりしています。また、選択国語の授業で紙芝居を作成して、保育所を訪問し、読み聞かせを行っている中学校もあります。
  • 総合的な学習の時間、特別活動等を活用した福祉施設の訪問や交流等の実施
    小中学校においては、総合的な学習の時間、特別活動等を活用し、地域の高齢者の方々との交流、障がい者施設での体験や行事への参加、老人介護施設への訪問、障がい者施設や高齢者施設での職業体験学習等を実施しています。
  • 各校の特色に応じた取組の充実
    小中学校においては、各校の特色等を活かして、長池活動、NPOと共同した野鳥観察、ホタル観察、川探検、なかよし遠足、里山体験学習、役場の見学、職業体験学習等の体験活動を実施しています。
  • 小学校における町長等と児童の懇談会の開催
    21世紀を担う子どもたちが町行政を身近に感じ、町行政に興味・関心をもってもらうために、町長と教育長が町内小学校を訪問し、子どもたちと直接ふれ合う懇談会を実施しています。

不登校・非行・いじめ等への取組の充実

教育委員会、健康福祉部の連携のもと、子ども家庭相談体制を充実させ、不登校や非行、いじめ等の様々な悩みや課題に対応しています。

健康な体を育む取組・安全安心の取組

食育の充実

全小・中学校で実施している学校給食を柱として、食育に関する指導の全体計画を作成して取り組んでいます。また、生活科・保健体育科・家庭科などの教科や特別活動・総合的な学習の時間などで「食事について」「栄養について」「生活習慣病について」「加工食品について」などの学習をしています。

部活動支援事業

中学校の部活動支援として行う本町独自の取組みです。本町で採用した地域人材を外部指導者として派遣し、部活動を充実させることを目的として取り組んでいます。

安心・安全の取組の充実

  • 子ども見まもり隊による見守り活動
    地域の方々による「子ども見まもり隊活動」を行っています。現在は、町全体で240名を超える方の登録があり、児童・生徒の登下校時に、交差点などに立っていただき、通学を見守っていただいています。
  • 子ども110番の家運動
    子どもが、不審者等に出会った時に逃げ込むことができるよう、ご協力いただけるお家に、「子ども110番」の旗をたてていただいております。
  • 5つの小学校区にスクールガード・リーダーを配置
    町内にある5つの小学校区に対して、5名のスクールガード・リーダー(警察OBの方)を配置しています。府内でも非常に高い配置率です。児童生徒の登下校時に校区を巡回し、子ども見まもり隊の方々と連携して安全確保に努めています。
  • 避難訓練やCAPプログラム(子どもへの暴力防止プログラム)の実施
    各小中学校では、児童生徒の安全確保のために、不審者対応等の避難訓練を実施しています。また、小学校においては、児童に対して「自らの安全を自らが守ることのできる力」を養うため、CAPプログラム(子どもへの暴力防止プログラム)を行っています。

この記事に関するお問い合わせ先

学校教育課(指導グループ)

電話:072-452-6360
ファックス:072-452-7103
〒590-0495
大阪府泉南郡熊取町野田1丁目1番1号(役場北館2階)

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