太極拳の盛んなまち

 公民館の太極拳講座としてスタートした熊取町の太極拳が、すまいるズ ひまわりドーム（町立総合体育館）の開館後は平成12年度から町内在住の世界武術選手権大会金メダリストの渡邉俊哉氏や陳静氏（両氏ともにくまとりスポーツ大使）に直接ご指導していただく教室を定期的に実施したことで愛好者が広がりました。

 さらに、地域においても熱心な指導者のもと、長生会や婦人会などの活動に太極拳が取り入れられ熊取町の太極拳は草の根の広がりを見せています。

 このように、熊取町は幅広い年齢層の方々が太極拳、カンフー、扇、剣・柔力球など多種多様な種目に魅せられ趣味や健康づくり、生きがいとして楽しまれている日本でも有数の『太極拳の盛んなまち』となっています。

くまとりスポーツ大使の渡邉俊哉氏の指導による集団演武

～熊取町のマスコットキャラクタージャンプ君とメジーナちゃんもどこかに参加しています！～

 平成18年に大阪府と中国との繋がりを生かした中国修学旅行生の受け入れを行い、陳静氏や熊取カンフークラブの子どもたちと中国武術を通じた交流を行ないました。

 平成19年には「平成版遣隋使事業」の認定を受け、太極拳発祥の地とされる中国河南省より太極拳の大家、馬春喜老師をお迎えして公開座談会や図書館における中国ブックフェア、中国伝統武具の展示を行うとともに、『くまとり太極拳フェスティバル』では模範演武をご披露いただき、大阪府下のみならず近畿一円から来町された多くの観覧者から満場の喝采をいただきました。

 さらに、平成21年からひまわりドームにおいて『中国伝統武術近畿交流大会』『大阪府ジュニア武術太極拳大会』が毎年開催されることとなりました。平成30年は大阪府八尾市で開催。

 このように太極拳を生かした様々な取り組みが住民の健康づくりや生きがいとしてのみではなく国際交流や産業振興、観るスポーツの奨励などにも生かされ、『太極拳の盛んなまち・くまとり』として内外に発信することに結びついています。